自分の外へ、

思考がひらいている。


その広がりが、

視線の遠さとして感じられることがある。

人が、
何を見て生きているかは、
言葉より先に、
身体へ現れることがある。

BE:FIRSTさんのMANATOさんの視線は、
いつも少し遠い。

それは、
目力の強さではない。

MANATOさんの思考そのものが、

自分の内側だけに留まっていないからだ。

自分から、人へ

MANATOさんの話には、
ひとつの共通点がある。

自分から始まっても、
自分で終わらない。

ファッションについて、
MANATOさんは、

自分の「好き」が
前面に出るものだと話している。

けれど、
そこで終わらない。

着ている服をきっかけに、
初対面の人とも会話が広がる。

だからファッションを、

自分を見せるためだけのものではなく、
人とつながる
コミュニケーションツールとして捉えている。

自分の好きなものを選ぶ。

自分が身につける。

そこには確かに、
「自分」がいる。

けれど、
その意識は、
自分のところで閉じない。

自分から、

人へ向かっている。

ステージの上だけで、完成しない

ライブについて語る時も、
同じだった。

ワールドツアーで感じたのは、

自分たちが
どれだけいいパフォーマンスをしたか、
ということだけではない。

自分たちが放ったエネルギーを、
オーディエンスが乗り越えてくる。

すると、
自分たちにもさらに
アドレナリンが生まれる。

MANATOさんが見ていたのは、

ステージの上だけで
完成するパフォーマンスではなかった。

自分たちと、
その場にいる人たち。

互いのエネルギーによって、
その瞬間のライブがつくられていく。

ここでも、
自分たちから始まった視線は、

自分たちだけでは終わらない。

夢の先に、音楽の未来がある

そして、
夢を語る時。

MANATOさんは、

スーパーボウルの
ハーフタイムショーや、
アポロシアターに立ちたいと話す。

大きな夢を、
まっすぐに持っている。

けれど、
その前に語られていたのは、

J-POPを、
もっとグローバルにしていくこと。

そして、
そこに自分たちなりの責任を感じていることだった。

自分たちが、
どこまで行けるのか。

その先に、

自分たちの音楽があり、
J-POPがあり、

まだ出会っていない人たちがいる。

思考の射程が、視線になる

ファッション。

ライブ。

夢。

話しているものは違う。

けれど、
思考の動きは同じだった。

自分から始まって、
自分の外へ向かう。

人を見る。

場を見る。

音楽の先を見る。

そして、
まだ来ていない未来を見る。

だから、

MANATOさんの視線が
少し遠く見えることと、

思考が
自分の外へ広がっていくことは、

別々のものではない。

人の身体には、

その人が普段、
どこへ意識を向けているのかが現れる。

何を見ているのか。

どこまでを、
自分の世界として捉えているのか。

その思考の射程が、
身体を通して、
目線に現れる。

自分の先に、
人がいる。

音楽がある。

まだ見えていない未来がある。

だから、
その視線もまた、

自分の先を、

見ている。

Sources / References


Interview
「BE:FIRSTのMANATOにインタビュー!」

GINZA|2025年7月23日

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