Deep Ⅳ

言葉が減っていく層

意味よりも、

空白が先に立ち上がる。



  • 不安
    進めなさの中に、
    手放さなかった構造がある。

  • 未達
    到達は起きている。
    ただ、それが到達として残らない。

  • 動きの前
    その動き、選んでいない。

  • 留まっている
    進まないのではなく、
    進むという構造があっていない場所で、
    位置だけが残る。

  • 何もせずに、
    場を静かに成立させる在り方。

  • 世界に置く
    現れるとは、
    他者の時間に、自分を置くこと。
    公開と孤独が、同時に生まれる。

  • 七割の自己、百二十の他者
    完成に届かないのではなく、
    届いた場所が、最初から基準に入っていない。

  • 残像
    人は、いなくなってから場に現れる。

  • 一致の寿命
    一致は、
    続くものではなく、滞在するものだった。

  • 忘却の外側
    忘却の中で崩れるものと、
    崩れないまま残るものが、同時に存在している。

  • ずれたまま立つ
    ずれは、出来事として起きない。
    気づいたときには、すでに位置が変わっている。

  • 透ける
    透けることは、
    隠しきれなかったものではない。
    整える前に、すでに現れている構造である。

  • 沈黙
    沈黙に触れられないものは、深くならない。

  • 無音
    言葉が届かない層で、
    すでにすべてが現れてしまう。

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